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こだま笛 Kodama Bamboo Flute
フルートに迫る音域と正確さを誇るドレミ音階(平均律)の竹笛です
京都四条烏丸・大阪守口市・和歌山県海南市の笛教室も生徒募集中
試聴
イギリス人のフルート演奏家、ハインツさんご夫妻と
音域は最大4オクターブ目「ド」まで(ただし3オクターブ目「シ」が低く外れます) 演奏時の誤差は10セント以下※ 絶対音感のある管楽器専門店の店主の前で
●「こだま笛」の特徴

選ぶ

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笛の材料はメダケです。「節間の長さ」「太さ」を計測して「反り」や「傷」のない美しいメダケを和歌山市内で切っています。節間の長いメダケは千葉県の業者に委託して笛

それでも「わずかな反り」や「傷」のある竹は廃棄。和歌山の竹の「6割」、千葉の竹では「8割ちかい」竹を処分することに。

製作した笛がお客様の手元で割れないよう「泣く泣く」短く切って「家庭ゴミ」で捨てています。

切る

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笛を製作する時、もっとも神経を使うのが「竹を切る」作業。どんなにいい材料でもササクレになっては台無し。乾燥して加熱処理した竹は硬いので、新しいノコギリでは「わ

写真は調律を合わせるために菅尻を切ったところ。これで「6セント」高くなります。

磨く

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材料を切って最初に行う作業は「内部の研磨」。メダケの内部にはワタボコリのような「繊維」が付着しています。これが残ると「塗装ムラ」の原因になるため徹底的に磨きま

塗装が終わった笛も徹底的に磨きます。高音域の「ノビ」が増し、3オクターブ目が出やすくなります。

うがつ

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吹口や指穴はアートナイフ1本であけます。指穴をあけると「刃こぼれ」するので、1本の笛を作るのに最低でも8枚の「替刃」を消費します。1年間で150ケース近く「替

削る

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吹口の「カーブ」は非常にデリケート。わずかな「ふくらみ」があると音色や響きに影響します。写真は「2オクターブ目のミ」の響きがイマイチで、最終的にこれだけ削って

「こだま笛」の「美しい音色と響き」はこの「こだわり」あればこそ。

測る

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笛の調律には3台のチューナーを駆使しています。

「針」の動きが安定して見やすいのがBOSS TU-12H

感度が良く「針のブレ」が大きいSEIKO ST-777は指穴を広げる時

完成した笛を演奏して調律をチェックするのはKORG OT-120です。

BOSS TU-12HとSEIKO ST-777は販売が終了されているので「予備機」を何台も購入しています。

護る

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よく「竹の笛は割れる」と聞きますが、傷のある材料で笛を製作、全体に塗装をした笛などは乾燥に弱いです。お客様が愛用する笛は「唯一無二」。大切な笛が割れてしまうこ

谺堂では完成した笛の「断面」に瞬間接着剤を浸透させています。そのため割れにくく、「真夏に車のダッシュボードに放置して割れなかった」と聞きました。

2020年からは「ポリマー樹脂」を浸透させて「砂漠でも割れない?笛」を製作。ヨーロッパでの販売を予定しています。

塗る

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笛の内部は釣竿に塗られる「ウレタンエナメル塗料」を塗っていました。2019年から「カシュー」を使うようになりました。手作りの「ブラシ」で「二度塗り」しています

飾る

 

2021年から糸を巻いてカシュー塗装した笛「百年笛TSUKUMO」の製作を開始。ポリマー樹脂を浸透、糸を巻いているので「砂漠でも割れない笛?」です。

比べる

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製作した1700本を越える笛のデータを記録しています。「記録」を見ると、「どんなサイズの竹」で「どういう笛を製作したか」、「誤差」や「音色」などの記録を再現、

膨大なデータを比較することで2018年夏「誤差の出ない製作方法」を完成。2020年より製作本数を少なくし(少し価格は高くなりますが)クオリティの高い笛を世に送

 

よろしくお願いします。

●「こだま笛」の特徴
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