一升瓶で修行

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これはビール瓶の鳴らし方

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小さくて深い孔の石笛

●瓶を立ててビール瓶の鳴らし方をしてみましょう

写真のように一升瓶を立ててビール瓶の鳴らし方で音を出してみてください。大きいですから息がいりますが、「ボォ〜〜ゥ」という低い音が出るはずです。(E♭2くらい)

→ 試聴

 

これは石笛の吹き方ではありません。楽器でいうとパンフルートやサンポーニャの吹き方です。

強く吹くので胸式呼吸になっています。そのため5秒くらいしか維持できません。

 

●誰でも音が出る石笛

写真の石笛の中央上の孔は口径が約7ミリで深さが22ミリ。こういう「ペンシルキャップタイプ」の穴なら「ビール瓶の鳴らし方」でも音が出ます。そのかわり「ピーーーッ

ネットを見ると、人工的に孔をあけた石笛の中に「誰でも音が出ます」というものがあります。

小さな口径で深い孔の石笛なのでしょう。口径の3倍以上の深さがあるとビール瓶の吹き方で音が出ます。

ただし単音しか出ないと思ってください。下の「石笛の吹き方」だとドレミファ程度の音程が出ます。音色はくぐもった感じで、ほれぼれするような音色にはなりません。

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一升瓶を斜めに持つ

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吹口の大部分を下唇でふさぎます

(くわえていないですよ)

●瓶を斜めにして石笛の吹き方で吹く

今度は下の写真を参考に、吹口の大部分(ピンクの部分)を下唇で被って、わずかに残った細い隙間から細く鋭い息を吹き込んでみてください。一升瓶を斜めにしないと下唇で

さきほどの低い音とはうってかわって、透明感のある美しい高音が出てきます。

一升瓶からは息の強さ(鋭さ)でいくつもの倍音が出ます。マッターホルンの音階になっています。試聴音源は下から2番目の音です(C6くらい)。

→ 試聴

 

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試聴音源では「持続時間」と「息の弱さ」に注目してください。

●●持続時間:37秒くらい続いているでしょうか

●●息の強さ:決して強く吹いていません

 

みなさんは「腹式呼吸の修行」をマスターして、唇を固めて25秒くらいは息が続くと思います。その息の強さで一升瓶を吹けば、一発でマスターできます(本当ですよ)。

ところが「吹こう」という気持ちが強いと、せっかくマスターした静かな腹式呼吸を忘れて、強く吹いてしまいます。とくに最初に音が出なかったりすると、不安になって強く

これがいけない。

少しでも強く吹くと持続時間が短くなります。

持続時間が伸びない人は唇だけの腹式呼吸を何度もくり返して、一升瓶を同じ強さで吹いているか感じ取ってください。

 

まぁいきなりは難しいので、守山の半分くらいを目標に修行してください。

強く吹いて持続時間を伸ばそうとすると、酸欠になって修行をぶちこわしてしまいます。

 

 

一升瓶を静かに長く吹けるようになれば、間違いなく尺八が演奏できます。

ケーナは少し鋭く吹きます。

横笛は吹口の位置がずれやすいので、ちょっと難しいです。

 

●息の強弱を加えて音程を変化させて楽しむ

みなさんが実際に一升瓶を吹いて、試聴音源と同じ音になったでしょうか? 中には強く吹きすぎて甲高い音が出た人もおられるのではないでしょうか。

一升瓶を吹きながら息を細く鋭くすると何種類かの高音に変化します。マッターホルンの音階です。息を強めて出てくる高音を「倍音」といいます。映画「未知との遭遇」で宇

 

→試聴

 

 

静かに吹くと低い落ち着いた音になります。「E5」。

 

→試聴(工事中)

 

最初に試聴したのが「C6」。

それより高い音は「F6+20」「B♭6」「C#7+20」「F7−30」。

守山は瓶との相性がよければ、もう一つ上「G7?」まで出すことができます。

 

吹奏楽の世界では「息の強弱で倍音を出すテクニック」は基礎中の基礎です。ところが吹奏楽の経験のない人に初めての体験だと思います。

 

 

●修行マスターの条件

一升瓶で4種類程度の音程を使い分け、吹きやすい音を最低の最低で10秒程度維持できたら、この修行はマスター(仮)でしょうか。まぁがんばる人は守山の秒数に挑戦して

10秒の人は、この先で苦労が待っています。

20秒の人ならおそらく問題なく先へ進めます(「石笛倶楽部」にも参加できます)。

30秒の人はあと2日くらいで石笛をマスターできるでしょう。

 

●メリカリで音程に変化を加える

倍音を出すほかにも一升瓶でできる修行があります。その一つが音程を微調整するメリカリです。

石笛の吹き方では、一升瓶を斜めにして吹きます。そこから酒を飲み干すように、瓶の底を持ち上げてください。下唇が瓶の口にめり込んでいきます。音程が低くなったのがわ

これがメリです。

→試聴(工事中)

 

 

こんどは反対に瓶の底をゆっくり下げてみてください。瓶の口が下唇から離れていきます。音程が高くなるのがわかりましたか?

これがカリです。

→試聴(工事中)

 

 

メリカリは尺八のテクニックです。「めりはり」という言葉の語源にもなっています。

次の修行ではカセットコンロのボンベのフタを使って、メリカリだけで1オクターブ以上の音階を出す練習をします。一升瓶でメリカリを体験した人はマスターしやすいですよ。

 

●息の強弱で表情を加える

石笛を縄文シャーマンっぽく格好よく吹きたい人は、ぜひこの修行を。

楽しめた人はセンス抜群です。

一升瓶の倍音を出しながら、息を弱めたり、反対に荒っぽく吹いたりしてみてください。息に合わせるように音色も変化します。

「次の倍音に変化するギリギリ手前の音」など不安定な音も面白いですよ。

「呼吸と音色の一体感」は、音楽的には相当上級レベルの感覚になります(たぶん)。

守山はそれほどエライわけではありませんが、音譜のとおりに吹くのが精一杯。という真面目な人が多い中で、音色に表現力を加えられる人は少数派だと思います。

もともと縄文シャーマンが音譜のとおりに石笛を吹くわけがありません。

息を激流下りのように自由自在に使いこなせば、石笛で吹き飽きない演奏を楽しめますよ。

 

→試聴

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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